研究会「朝鮮半島の冷戦史研究の新展開をめぐって:特に1970年代を中心に」
シンポジウム「植民地朝鮮の歴史をどう伝えるか―文学の可能性と記憶の形成をめぐって」
 

 
 
研究会「朝鮮半島の冷戦史研究の新展開をめぐって:特に1970年代を中心に」
2017年7月30日(日)
 
 
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【趣旨】  1970年代の東アジア国際政治は一方で、初頭の米中和解や日中国交正常化など中国をめぐる国際政治に大変動がもたらされて、ある意味では緊張緩和の方向に向かった。朝鮮半島においても南北対話が開始され、1972年7・4南北共同声明に合意した。このように東アジアにおける緊張緩和が朝鮮半島にも、その配当をもたらすように「期待」された。にもかかわらず、少なくとも朝鮮半島をめぐる状況は、そうした緊張緩和が制度化されずに、むしろ南北体制競争は激化し、見方によっては緊張がより一層高まったとみることもできる。2016年に刊行された沈志華『最後の天朝』では、1975年に北朝鮮の金日成が南侵計画を中国の毛沢東に提案したのではないかという「新たな解釈」も提示されている。確かに、1975年はベトナムの軍事的統一などの影響もあり、緊張が高まったという側面もある。このように、1970年代の朝鮮半島をめぐる国際政治は非常に複雑で興味深い展開を示し、それに対する冷戦史研究が相当程度取り組まれてきた。本研究会では、70年代の朝鮮半島をめぐる国際政治に関して、そうした既存の冷戦史研究が、何をどのように、どの程度まで解明したのかを検証しつつ、今後、取り組むべき課題について、その史料や方法などについて議論することを目的とする。

【日時】 2017年7月30日(日) 13時00分~18時00分

【場所】 東京大学駒場I キャンパス 18号館 4階 コラボレーションルーム1
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【主催】 東京大学大学院総合文化研究科 韓国学研究センター

【後援】 韓国学中央研究院

【言語】 日本語

【手続き】 事前登録要・無料
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【問い合わせ】 東京大学韓国学研究センター

 
【総合司会】 長澤裕子 (東京大学)

【開会辞】 13時00分~13時10分
木宮正史(東京大学グローバル地域研究機構韓国学研究センター長)

【基調報告】 13時10分~13時40分
和田春樹(東京大学名誉教授):
「『最後の「天朝」――毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』上下(岩波書店、2016年)を評す」

【第1セッション】 13時40分~15時45分
「1970年代朝鮮半島をめぐる国際政治:韓国と日米、北朝鮮と中ソ」
司会 木宮正史 (東京大学)
報告 崔 慶原(九州大学):「冷戦変容期の日韓関係」
報告 金 伯柱(東京大学):「1970年代中朝同盟の変容から見る朝鮮半島の冷戦構造」
討論 平岩俊司(南山大学)
李 鍾元(早稲田大学)

【第2セッション】 16時00分~18時00分
「1970年代南北朝鮮の外交をいかに解釈するのか」
司会 外村 大(東京大学)
報告 劉 仙姫(帝塚山大学)「韓国における民族主義の歴史的考察」
報告 道下徳成(政策研究院大学)「1970年代の北朝鮮軍事・外交政策の争点と解釈」
討論 木宮正史(東京大学)
朴 正鎮(津田塾大学)
西野純也(慶應義塾大学)

閉会辞

懇談会 18時00分~19時30分 18号館オープンスペース