*ポスター(QRコード付き)
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【日時】 |
2021年3月26日(金)14:00~17:30
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Zoomウェビナーによるオンライン研究会として実施します(要・事前登録)。 |
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【参加手続き】 |
参加費無料、ただし3月24日(水)までに事前登録が必要です。
下記のウェブフォームまたはメールでの登録をお願いいたします。
開催日までに、事務局よりメールでウェビナーのURLをお知らせします。
・ウェブフォームでの事前参加登録はこちらから
・お問い合わせ cks@iags-cks.c.u-tokyo.ac.jp
(東京大学韓国学研究センター事務局)
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【主催】 |
科研費・新学術領域研究「市民による歴史問題の和解をめぐる活動とその可能性についての研究」(代表・外村大)
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【協力】 |
東京大学グローバル地域研究機構韓国学研究センター
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【プログラム】 |
14:00~14:10 主催者挨拶
14:10~15:00 講演1
講師:加藤直樹さん
(ジャーナリスト。著書に『九月、東京の路上で 1923年関東大震災 ジェノサイドの残響』ころから、2014年、『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』ころから、2019年など)
演題:関東大震災時の朝鮮人虐殺否定論に抗し追悼を続ける市民の活動の現場から(仮)
15:00~15:10 休憩
15:10~16:00 講演2
講師:新井かおりさん
(北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員、論文に「アイヌ側から見たアイヌ史」はいかに不/可能か――貝沢正資料からみる各アイヌ史の編纂について――、近刊「アイヌ・先住民学研究」など)。
演題:アイヌに対するヘイトスピーチの原型と現在に、いかに対峙できるか。
【司会・コーディネーター】外村大(東京大学大学院教授) |
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歴史問題の「和解」を考える講演会―バックラッシュにどう対峙するか?
<企画趣旨> |
20世紀末以降、植民地支配や戦争、強権的な国家支配のなかで生じた、人権侵害についての史実究明や歴史の再解釈、救済措置をめぐる、さまざまな「歴史問題」が顕在化しました。それは、しばしば、支配者によって隠蔽されてきた、あるいは社会的にタブー視されていた史実について、抑圧されてきた被害当事者らが勇気を出して語ることから始まりました。それを受けとめ、被害当時者を支援する運動が広がり、史実についての真相究明や、被害者の名誉回復、補償が実現し、和解や記憶の継承のための事業が進められている課題もあります。
しかし、歴史問題が一定の「解決」に向かう過程は平坦な道のりではありません。また被害当事者の補償措置や「和解」のための施策が行われるようになったなかでも、関係するすべての人が、それに賛成するわけでもないのが現実です。歴史問題は、市民社会の中で対立する議論を激化させることも少なくありません。そして、加害の史実の否定やその擁護や正当化を主張する人びとの活動を呼び起こし、さらには被害当事者やその支援者の活動に対する抑圧や攻撃すらなされる場合もあります。
こうしたバックラッシュというべき現象は、市民の自由な活動を抑圧するものであり、歴史問題の「和解」の大きな障害となります。同時に、被害当事者に対する新たな、さらなる人権侵害でもあり、看過できるものではありません。
では、そうしたバックラッシュの担い手はどのような人びとで、いかなる活動をしているのか。また、そうしたバックラッシュに、歴史問題の「和解」に取り組む市民はどう対応すればよいのか。今回の企画では、関東大震災の時の朝鮮人虐殺問題やアイヌをめぐる問題にかかわるバックラッシュに対峙しておられる2人の方からお話しをうかがいます。「現場」を知るとともに、ほかの様々な課題も含めて、バックラッシュを乗り越えて、歴史問題の「和解」を築いていくためにどんなことが必要かを考えていくことといたします。
歴史問題の研究、活動をされている方、関心をお持ちの学生など、多くの方々のご参加を呼びかけます。 |
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【注意点】
・本シンポジウムは、Zoomウェビナーによるオンライン研究会です。シンポジウム参加のため、事前にZoomのインストールをお願いします。→Zoomダウンロードセンター(https://zoom.us/download)
・ZOOMの操作方法や接続不備については恐れ入りますが、ZOOMのヘルプセンター(https://support.zoom.us/hc/ja)をご活用ください。 |