【上映会+トークイベント】 記録映画『太陽が欲しい』
2015年11月4日(水)
 
以下の要領で上映会+トークイベントが開催されますのでお知らせします。
http://human-hands.com/
 
 班忠義監督は1990年代初めに80名あまりの「慰安婦」と呼ばれた中国の女性たちへの支援活動を開始し、その過程で彼女たちの記録を撮り続けました。長い年月、抑えてきた苦しみを突然吐き出すのは痛みを伴う作業です。その痛みを耐え、勇気を振り絞って、女性たちは証言してくれました。しかし、20年の間に、生存者は10名ほどになってしまいました。

 彼女たちの証言は「私たちがいたことを忘れないで欲しい」という痛切な願いを表しています。その願いは、現在も世界で発生し続けている性暴力への警鐘となり、人間の尊厳、人権、人間の罪とは何かを問いかけます。そのような問いを共に考えることで、日本と中国はより多くの価値観を共有できるようになり、新たな関係の構築につながるのではないでしょうか。

 本イベントでは、映画上映の後、班忠義監督と外村大教授によるトークと質疑応答の時間も設けます。皆様もふるって議論にご参加ください。
 
【日時/Date】 2015年11月4日(水)18:00上映開始、21:30終了予定

【会場/Venue】 東京大学駒場Ⅰキャンパス 21 KOMCEE West レクチャーホール

【登壇者/Speakers】 班忠義監督
外村大氏(東京大学総合文化研究科・教授)

【司会/Chairperson】 阿古智子(東京大学総合文化研究科・准教授)

*申し込み不要
お問い合わせは tako19710528[at]gmail.com まで([at]=@)

主催:科研・基盤研究B「"中国"をめぐるアイデンティティとナショナリズム」
研究チーム(研究代表:阿古智子東京大学大学院准教授)
共催:東京大学大学院グローバル地域研究機構アジア地域研究センター韓国学研究部門、
東京大学教養学部教養学科地域文化研究分科アジア・日本研究コース