● 開催趣旨
2023年には、尹大統領の訪日、岸田首相の訪韓があり、日韓間の外交では協調・協力に向けた動きが目立ちました。また、相互のコロナウィルス対策の各種制限が緩和されたことにより、人びとの往来・交流も活性化しています。このようななかで、日韓間の葛藤となって来た「歴史問題」についても、市民レベルでの認識を深めていくことが求められています。東京大学韓国学研究センターでは、史実の把握やこれまでの施策、法的問題などの論点について、「歴史問題」の何がどう問題なのかを基本に立ち返って考えるべく、連続講座を開催します。
12月16日の講座では、関東大震災時朝鮮人虐殺事件百周年にかかわる、日韓両国での市民団体や行政、メディアの反応などについて振り返り、史実の継承や追悼、和解の模索のあり方を2人の講師を迎えて考えていきます。
● 第14回 関東大震災時朝鮮人虐殺百周年を振り返る
講師:加藤 直樹(著述家、著書に『九月、東京の路上で』ころから、2014年など)
講師:金 廣烈(光云大学国際学部名誉教授) |