「東アジア国際秩序の形成と未来」
第4回東アジア共同体フォーラム
日時:2014年9月27-28日
会場:清華大学法学院二階会議室
言語:日本語、中国語、韓国語(同時通訳)
主催
東京大学現代韓国研究センター
清華大学当代国際関係研究院
高麗大学アジア問題研究所
協賛
東北亜歴史財團
はじめに
日本及び中国、韓国は東アジア国際秩序の形成において非常に重要な役割を持ち、これら三ヶ国の学者による学術交流とネットワークは特に重要である。我々は東アジアの全局に立ち、三国関係の未来に焦点を当て、東アジア地域の平和、発展と協力など包括的な問題を共同検討するため、東京大学、清華大学、高麗大学の学者による東アジア共同体フォーラム(EACF)を開催するに至った。
今年は日清戦争(日中甲午戦争)120周年であり、歴史からの教訓は大事だが、未来へ向かうことの方がより重要である。そのため、第4回東アジア共同体フォーラムは2014年9月28日に清華大学で開催されることになる。テーマは「東アジア国際秩序の形成と未来」で、歴史から教訓を学ぶこと、東アジアの安全保障、経済貿易情勢の発展と変化、地域協力の展望など学際的に検討する。
シンポジウムプログラム
9月28日 (日曜日)
日時:9:00 -16:20
会場:清華大学法学院二階会議室
8:20-9:00 受付
9:00-9:20 開幕式
開幕式司会:
・劉江永 (清華大学当代国際関係研究院教授、副院長)
開幕挨拶:
・閻学通 (清華大学当代国際関係研究院教授、院長)
・木宮正史 (東京大学現代韓国研究センター教授、センター長)
・李鍾和 (高麗大学アジア問題研究所教授、所長)
セッション1:日清戦争(甲午戦争)120年以来東アジア秩序の変遷と示唆
司会:木宮正史 (東京大学現代韓国研究センター教授、センター長)
9:20-9:40 「東アジアの新しい秩序構築のために日清戦争以後歴史で何を習えるか」
李信和 (高麗大学政治外交学科、教授)
9:40-10:00 「近代東アジアにおける4つの"戦後"」
村田雄二郎 (東京大学総合文化研究科、教授)
10:00-10:20 「戦後国際法と国際秩序の視点から釣魚島主権所属を考察する」
劉江永 (清華大学当代国際関係研究院、教授)
10:20-10:30 休憩
10:30-11:10 コメントと討論
・車在福 (東北亜歴史財團、研究委員)
・外村大 (東京大学大学院総合文化研究科、准教授)
・呉懐中 (中国社会科学院日本研究所、研究員)
セッション2:東アジア安全保障環境の変化と地域協力
司会:江瑞平 (外交学院教授、副院長)
11:10-11:30 「米中役割の一致,協力と北朝鮮核問題」
孫基榮 (高麗大学アジア問題研究所、教授)
11:30-11:50 「安全保障と国民的和解」
浅野豊美 (中京大学国際教養学部、教授)
11:50-12:10 「東アジア安全保障における日本の戦略思想と軍事動向」
高海寛 (中日関係史学会、副会長)
12:10-13:20 昼食
13:20-14:00 コメントと討論
・李正男 (高麗大学アジア問題研究所、教授)
・木宮正史 (東京大学現代韓国研究センター、教授、センター長)
・胡継平 (中国現代国際関係研究院日本研究所、所長)
セッション3:東アジア地域における貿易、投資の多国間協力の展望
司会:李鍾和 (高麗大学アジア問題研究所教授、所長)
14:00-14:20 「東アジア地域網と経済協力」
姜文盛 (高麗大学国際研究大学院、教授)
14:20-14:40 「東アジアの大気汚染問題の解決に向けて日中韓協同政策の可能性-稲作協労社会の歴史に学ぶ」
外岡豊 (埼玉大学経済学部・総合研究機構環境科学研究センター、教授)
14:40-15:00 「TPP交渉から見た日中韓FTAの障壁-農業分野を中心に-」
高安雄一 (大東文化大学経済学部、教授)
15:00-15:20 「日中韓協力における経済互恵と政治信頼問題」
江瑞平 (外交学院教授、副院長)
15:20-16:00 コメントと討論
・孔秀珍 (高麗大学アジア問題研究所、教授)
・藤田徹 (藤田東アジア研究所、代表)
・李稲葵 (清華大学経管学院、教授)
16:00-16:20 閉幕総括(各代表)
16:30- キャンパス見学 (自由時間)
18:00-20:00 歓送レセプション(清華科技園 全聚徳北京ダック)
挨拶:李鍾和 (高麗大学アジア問題研究所、教授、所長)
英文プログラム:0928プログラムEG.pdf
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